2021年に向けたIT企業のトップメッセージや年頭所感を紹介する。
オープンテキスト 代表取締役社長 反町浩一郎氏
2021年の年頭に当たり、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
2020年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大という未曾有の事態により、国内外を問わずビジネスが多大な影響を受け、リモートワークをはじめとした働き方から社会生活まであらゆる場面で変化を余儀なくされました。しかし、一方でニューノーマルに対応するために、改めてデジタル化やペーパーレス化の重要性が見直された年でもあったと感じています。
外出自粛やリモートワークの普及に伴い、オフィス外で生成される業務データが飛躍的に増加した結果、企業内の文書やコンテンツを一元的に管理できる「コンテンツサービス」への関心が高まり、弊社へも多くの問い合わせをいただきました。また在宅勤務中でも同僚や社外のパートナーとコラボレーションしながら、同時に情報漏えいを防ぐ手段として「コンテンツセキュリティ」にも注目が集まりました。
また、オープンテキストは「デジタルサプライチェーンの加速」をビジネスの大きな柱の一つとしていますが、2020年は多くの製造業で、COVID-19により生産が一時中止に追い込まれるなど、サプライチェーンの脆弱性が露見した年でもありました。多くの製造・生産過程においてグローバルレベルでの分業体制が進んでおり、より広範囲でのサプライチェーンの可視化や分析・リスク対策は急務といえます。
こうした中、2月9日にオンラインで開催予定の「OpenText World Japan 2021」では、「ReThink:ネクストニューノーマル時代に求められる企業のデジタル化戦略」をテーマに、DX(デジタルトランスフォーメーション)の基盤となるデジタルサプライチェーンや企業情報管理の最新ソリューションや業界動向、活用事例などをご紹介して参りたいと考えております。
今まさに「情報・データの時代」といわれる中、オープンテキストは企業内外のあらゆる「情報のハブ」として、企業の競争力向上に貢献して参りたいと考えております。2021年も、オープンテキストをどうぞよろしくお願い申し上げます。