Microsoftは米国時間7月28日、サプライヤーへの支出を管理するための「支出インテリジェンス」を提供するSuplariを買収したと発表した。買収金額は明らかにされていない。Suplariはワシントン州シアトルに拠点を置いている。
提供:Suplari
MicrosoftはSuplariの「Spend Intelligence Cloud」を「Microsoft Dynamics 365」と組み合わせる計画だ。MicrosoftのERP/CRM製品であるDynamics 365には既に数々の「インサイト」(洞察)モジュールがある。Microsoftはそれら(例えば「Dynamics 365 Customer Insights」など)を「データファースト」アプリケーションと呼んでいる。同社によると、企業が契約や発注、請求書、経費などに関するデータをアクショナブルなインサイトに変える上で、Suplariのテクノロジーが役立つという。
Suplariの買収に関して、Microsoftはブログで以下のように書いている。
「Dynamics 365とSuplariのSpend Intelligence Cloudを組み合わせることで、複数のデータソースからの現在のデータと過去のパターンを人工知能(AI)によって自動的に分析し、顧客が財務上の可視性を最大化できるよう支援する。また、将来に向けて最適と考えられる支出管理アクションを予測することで、顧客が財務上の意思決定能力を強化できるようにしていく」
Microsoftによると、Spend Intelligence Cloudの既存顧客はこれまで通り利用を継続できる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。