Dellは米国時間10月4日、オペレーティングシステム(OS)がインストールされていないデスクトップPCの新製品の提供を開始した。この新製品は、Windowsの代わりにLinuxのようなオープンソースソフトウェアを利用したいと考える人々向けに設計されたものだ。
Dellの新製品「Dimension E510n」は空のハードディスクを搭載し、OSであるFreeDOSのパッケージが同梱されている。このFreeDOSは、ユーザー自身でインストールすることが可能だ。この製品はDellのn-Seriesのバリエーションの1つであり、2002年9月にOSなしで提供された最初のPC製品に端を発する。
新製品の販売価格は849ドルで、Pentium 4プロセッサ、512MバイトのアドバンストDDRメモリ、128Mバイトメモリを搭載したATI Radeon X300SE HyperMemoryビデオカード、80GバイトのシリアルATA-HDD、そして1年間の保証がつく。
このPCは、Linuxや他のオープンソースOSを経験したいと考えるユーザーや企業を対象にしたものだ。ライセンスプログラムを利用して、WindowsがプレインストールされているPCを購入する多くの大企業では、ほかのOSを利用したい場合に、既にPCにインストールされているソフトウェアをすべて削除し、自身が選んだその代替のソフトウェアをインストールする必要がある。OSのないPCを購入すれば、こうした作業が減るうえ、余分なソフトウェア費用も削減できる。
Dellは、Windows PCを熱心に販売する一方で、Linuxも強力にサポートしている。同社では、オープンソースOSを開発するRed Hatにおよそ1億ドルを投資しており、同OSをベースとしたPCや、デュアルコアPentiumを搭載したDell PowerEdge SC430のようなサーバを販売している。
デスクトップPCにおいて、Dellはここ2〜3年にわたってワークステーションのPrecisionにLinuxをインストールしている。Dell広報のLiem Nguyenは、同社は今後もLinuxのインストールを続けるとコメントしている。
Dellは、Dimension E510nの提供開始によって、ノートPCのInspironとデスクトップPCのDimensionを擁するコンシューマ向け製品ビジネスの効率化に着手した。
先週、同社XPSシリーズの新製品の発表に際してDellは、DimensionやInspironシリーズも同様に提供を続けていくとコメントしている。だがそれぞれの製品は最終的に、2つの異なるカテゴリへと分離されることになるという。
この新カテゴリの1つは、基本的なシステム構成を求めるユーザーを対象とする。もう1つ別のカテゴリでは、エンターテイメントPCの市場をターゲットとしていく。このエンターテイメント向けのシリーズでは、Microsoft Windows Media Center Editionを標準搭載する、一方、基本モデルの方はWindows Home Editionがインストールされる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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