インテルは3月19日、2007年の事業戦略説明会にて、同年予定している45ナノプロセスによる製品の量産出荷と、機能強化したvProについて説明した。
インテルは、2006年にPentium以来の新アーキテクチャとなったCoreマイクロアーキテクチャを発表している。それが2006年の同社の新技術の目玉だったが、インテル マーケティング本部 本部長の阿部剛士氏は、「2007年の目玉は新しいプロセス技術だ」としている。新プロセス技術による製品の量産出荷は、2007年後半を予定している。「インテルは、マイクロアーキテクチャとプロセス技術を順に変えていくアプローチを取っている。2006年に新マイクロアーキテクチャを発表し、2007年は新プロセス技術の45ナノでの製造を開始する」と阿部氏は説明した。
2007年の事業戦略を説明するインテル マーケティング本部 本部長の阿部剛士氏インテルではすでに、45ナノプロセス技術を採用した次世代のCore 2プロセッサファミリー「Penryn」(開発コード名)の動作サンプルの開発に成功している。このプロセス技術では、トランジスタゲートの絶縁膜に「High-k」(高誘電率)と呼ばれる絶縁材料を使用し、電極に複合金属材料を使用する。これにより、「大幅な性能の向上とリーク電流の低減を実現する」と阿部氏。
45ナノプロセスは、同社の4つの300mmウエハ対応の工場にて製造する。まず2007年後半の稼働が予定されているのは、米国オレゴン州のD1Dと米国アリゾナ州のファブ32。その後、2008年前半にはイスラエルのファブ28にて、2008年後半には米国ニューメキシコ州のファブ11Xにて製造が開始される予定だ。
一方、インテルでは企業向けプラットフォームとして、管理技術や仮想化技術などを組み込んだ「vPro」を推進している。同社にとって、モバイルPC向けプラットフォームの「Centrino」、デジタルホーム向けプラットフォームの「Viiv」に続く3つ目のプラットフォームだ。これまでのvProはデスクトップPCが主体となっていたが、「2007年は、ノートPC向けのプラットフォームとなる『Santa Rosa』と、機能強化したデスクトップPC向けプラットフォームの『Weybridge』を発表する」と、インテル マーケティング本部 デジタルエンタープライズグループ 統括部長の平野浩介氏は述べている。
Santa Rosaは2007年春に発表予定で、ワイヤレス環境での管理機能が追加される。また、Weybridgeは2007年後半に発表予定で、セキュリティ機能と管理機能が強化される。
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