米リサーチ会社のGartnerが、2011年第1四半期の世界スマートフォン市場に関する調査結果を発表した。第1四半期(Q1)のスマートフォン販売台数は、1億台を超えたことが明らかになった。
OS別販売シェアでは、Androidが躍進したものの、Windows PhoneとWindows Mobile擁するMicrosoft、Symbian、Research In Motionがシェアを落とした。ZDNet Japan編集部では、ガートナーの調査結果を独自にグラフ化。本稿では、スマートフォンOSの市場動向について、2010年Q1と2011年Q1を比較する。
上のグラフは、スマートフォンのOS別販売台数シェアを示したもの。Androidは、9.6%から36.0%に躍進。一方Symbianは、44.2%から27.4%へとシェアを落とした。
次のグラフは、スマートフォンのOS別販売台数だ。
2010年Q1には522万6600台だったSymbianの販売台数は、1年後には2759万8500台まで落ち込んだ。販売台数ベースでは、iOSが835万9700台から1688万3200台へと倍増した。iOS搭載スマートフォンを販売するのは、メーカーであるAppleのみだ。そのほか、Androidが522万6600台から3626万7800台と、約7倍の成長を記録している。
MicrosoftとNokiaの提携に代表されるように、スマートフォンの2011年Q1には大きな変化があった。別のリサーチ会社IDCでは、Microsoftのスマートフォン向けOSの成長と、Symbianプラットフォームの衰退を予測している。
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