ジャストシステムは11月17日、米国にて開催中の「XML 2005 Conference & Exposition」において、同社の提供するアプリケーションプラットフォーム「xfy」と、IBMのデータベース「DB2」の次期バージョン「Viper」(コードネーム)を連携させ、ネイティブXMLアプリケーション用のプラットフォームを提供すると発表した。
両社が協力して提供する製品は、「xfy Enterprise Solution plus for DB2 Viper」(xfy for Viper)となる。これは、ジャストシステムが16日に発表した企業向け統合XMLアプリケーション開発・実行環境「xfy Enterprise Solution 1.0」と、xfyとDB2を連携させるためのプラグイン「DB2 Viper Extension kit」で構成される。xfy for Viperの出荷時期は、2006年第3四半期の予定だ。

- 「xfyとViperの連携で、ネイティブXMLアプリのあるべき姿が実現する」と樋浦氏
米JustsystemsのCOO 樋浦秀樹氏は、ネイティブXMLアプリケーションのあるべき姿として、「スキーマを定義するだけでアプリケーションができ、XMLボキャブラリの数やネスティングに制限がなく、データベースの中に保存されたデータはXML形式で再利用可能なこと」などを挙げるが、「実際には開発に時間やコストがかかったり、XMLボキャブラリをサポートする環境が整っていなかったり、データの再利用のためには複雑なスキーマやプログラミングが必要というのが現状だ」と説明する。「こうした課題をxfy for Viperで解決する」と樋浦氏は語る。
xfy for Viperでは、XMLスキーマやクエリーの結果も含め、既存のXMLリソースから半自動的にアプリケーションが作成できる。xfy上では、ドキュメントがビジネスロジックやデータ作成に必須のユニット「XMLオブジェクト」として機能する。すべてがJavaで作成されているため、WindowsやLinux、Macなど、複数のプラットフォーム上で実行が可能だ。「ドキュメントを書くような感覚で、簡単にカスタムアプリケーションが作れるような環境が必要だという考えの下、xfyは誕生した」と樋浦氏は語る。
ジャストシステムでは、今後もxfyを核に事業を展開する。同社代表取締役社長の浮川和宣氏は、「xfyはメジャーリーグの4番バッターに匹敵するほどインパクトのある技術で、世界中の人に伝えていきたい技術だ」と自身を見せる。ただ、「ジャストシステムの力だけで世界にアプローチすることは難しい。そのため今回IBMと協力体制を敷いたように、今後も世界で活躍するベンダーと手を組むことでxfyを広めたい」(浮川氏)としている。

- 「xfyはメジャーリーグの4番バッター級の技術」と浮川氏
浮川氏によると、すでに他のベンダーとの話し合いも進んでいるという。今後どのような企業と協業するかについては、「XMLデータをすでに大量に保有しているような企業にソフトウェアやサービスを提供しているような大手ベンダーと組む予定」としている。
「XMLを使った高度な応用が必要で、それが企業価値に直接結びつくようなケースにおいて、xfyは力を発揮する。こうした企業をターゲットにしたビジネスを展開する」(浮川氏)
また、xfyはエンドユーザーツールとしても利点があるため、「将来的にはxfyをベースとしたコンシューマーアプリケーションを開発することも視野に入れている」(浮川氏)としている。
関連情報
-
ジャストシステム、xfy企業向けバージョンを発表--「拡張性はどこにも負けない」
ジャストシステムは、企業向けの統合XMLアプリケーション開発・実行環境「xfy Enterprise Solution 1.0」を発表した。 - Review:XMLファイル編集に革命をもたらすジャストシステムの「xfy technology」
- ジャストシステム、統合XMLアプリケーション開発/実行環境「xfy Basic Edition 1.0」の製品版を発売
- ジャストシステム、XML編集ツールで米国へ進出--「xfyアメリカオフィス」開設
- IBM
「システム開発」 のバックナンバー
-
VA Linux、クラウド基盤の導入を支援する新サービス「Cloud Quest」を発表
VA Linux Systems Japanは、クラウドコンピューティング技術の活用および基盤構築を支援するサービス「Cloud Quest」(クラウド・クエスト)の提供を開始した。 -
モジラ、携帯ブラウザ「Fennec」の「Android」搭載に意欲
-
グーグル、「Android」用のネイティブコード開発キットをリリース
-
Excelレガシーに1つの解:OSSの帳票ツール「ExCella Reports」などが公開
-
2009年の国内IT市場規模、3.8%減に--IDC Japanが予測
- システム開発 一覧へ »
ZDNet Japan Essential Topic
-
企業セキュリティ対策、待ったなし
ここを読めばセキュリティの動向、つかめます -
ストレージ、イチから勉強しませんか?
ネットワークに仮想化、ストレージの流行も教えます
企画特集
-
そのストレージで仮想化に対応できますか?
メリット盛りだくさんのサンのオープンストレージ製品 -
仮想環境を実現するソリューション特集
仮想化導入時、こんなところ気にしてますか? -
パンデミック対策特集
2009年のパンデミック発生から再考する事業継続計画 -
ロリポップ!がリニューアル
【第1回】創業者の家入一真氏が語る誕生秘話!! -
今注目の「サジェスト検索」−デモ掲載中
システムのユーザビリティに革命を起こす技術とは -
マネジメントの「コラム」と「コネタ」
今日のキーパーソンは誰? -
◆エン・ジャパン厳選求人☆毎週更新◆
不況下でも急成長の秘訣とは?注目企業の取組みも公開! -
SOA、BPM、SaaS −今、企業に必要なこと
ビジネス・アプリケーションの今を網羅する特設サイト -
【徹底対談】運用管理ツールの賢い使い方
市場背景〜仮想化管理までアナリストが解説! -
セキュリティ&ユーザ事例【SIer Club】
最新のセキュリティ情報と提案事例が満載 -
集積度も性能も、業界最高水準のブレードPC
サーバの実装技術を、シン・クライアントへ応用 -
インターネット上の悪意を未然に防ぐには?
ブラウザに備わったセキュリティ機能を徹底解説 -
ストレージメディア特設サイト開設
仮想化環境において最適なソリューションを! -
ESBでIT投資の無駄を劇的に解消する
IBM IMPACT 2009を徹底レポート! -
中小企業のセキュリティリスクとは?
導入する側・される側 得するセキュリティ製品 -
サーバー監視・運用のコストを削減するには
エージェントレス方式を用いたパトロールクラリスで -
サービス・ドリヴン・データセンター
コスト効果の高いデータセンター構築には? -
■ストレージ容量50%削減保証■
ネットアップによる削減保証キャンペーン実施中 -
エンタープライズにおけるSUSEの強み
次世代データセンターの基盤は11だ。
ZDNet Japanからのお知らせ
- ご回答にはCNET_IDご登録が必要です。
-
7. ホットスポットと同時並列性分析について
この3分間のビデオは、Intel Parallel Studioの一部であり、アプリケー... -
8. Valarray
この5分間のビデオでは、Intelコンパイラの1次元Valarrayデータ構造に対...
新着企業動向
-
中古車情報サイト「Mjnet.jp」で「VX.NS」のデータ連携を実現
ブロードリーフ -
After J-SOX 2年目の監査は甘くない!
NTTソフトウェア -
【EMC Mail News】3分でわかる最新ハイエンド・ストレージSymmetrix V-Maxの製品概要
EMCジャパン -
SecureCube / Info
NRIセキュアテクノロジーズ - 企業動向一覧へ»
サーバやOS、アプリケーションなどの世界ではオープンソーススタンダードが市場を牽引する現在、ストレージの世界でもオープン化の流れが始まっている。
幸い今回は弱毒性で大事には至らなかったが、まだ油断はできない。企業活動を停止すると、大きな経済的損害や社会的信用の低下を招いてしまう。 
