30日、上海でOracle OpenWorld Asia Pacific 2007が開幕する。今回のOpenWorldは30日にいくつかの基調講演と展示会場のグランドオープン、31日の本格的な開幕に続いてデータベース、ミドルウェア、ビジネスアプリケーションとOracleの事業全般にわたってのセッションが2日の閉幕まで提供される。
イベント名にAsia Pacific(以下APAC)とあるとおり、OracleのAPACにおける活動やAPACへの投資が主な話題。特に、日本企業にとってはOracleのグローバルなサポート体制を、アジアでのビジネス展開にいかに活かすことができるかという点に注目したいところだ。
Oracleは24日の発表でAPAC地域における6つの「Oracle Asia Research and Development Centers」と13の「Oracle Solution Centers」を連携させ、単一のR&Dネットワークをつくることで最先端テクノロジーの構築や検証などを行うとしている。
現在、APACでのR&Dでは組み込みおよびユビキタスコンピューティング、ソーシャルネットワーク、地理情報、仮想化といった、データベースにおけるストレージエンジンのように製品の根幹となるものではないものの、その適用範囲を広げるソリューション開発が進められている。また、インドや中国においては、電子政府や金融といった市場や業界に特化したソリューションも提供されている。
展示会会場にはOracleもブースを出展し、RFIDやWeb 2.0といったテクノロジによってOracle製品の新しい適用範囲を紹介している。ここでは、ワインショップを例に挙げ、店頭のワインボトルに付けられたRFID、生産現場のセンサーなどから得た情報を連携させ、消費者がどういった環境で育ったブドウから作られているかといった情報を得ることができる、というデモが提供されていた。
もうひとつ、Second Lifeに関するデモを紹介したい。OracleのBI製品をSecond Lifeの世界と接続し、Second Life内での取引状況を可視化するものだ。このシステムはSecond Lifeが用意するWeb Service APIを通じてBI製品へ情報を取り込んでいるもの。最終的にリアルマネーに変換も可能な仮想世界上の取引だけに、Second Lifeビジネスの発展に伴って、こうしたモニタリングも必要になってくるだろう。
ZDNet Japanでは、こうした米国とは異なるAPACでのR&D、そして中国における日本企業の事例を見ることができるイベントとしてOracle OpenWorld Asia Pacific 2007の様子をお伝えしていきたい。
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