9月30日、David Heinemeier Hansson氏は公式ブログ上で、Ruby on Rails(Rails) 2.0のプレビューリリース(PR)を公開したことを発表した。
Railsは、Rubyで作成されたフルスタックのウェブアプリケーションフレームワーク。Convention over Configuration(設定より規約)の方針で設計されており、ウェブアプリを素早く開発できることから注目を集めている。
Rails 2.0 PRでは、いくつもの機能が向上している。まず、REST風URLのマッピング機能が強化された。カスタムメソッドを呼び出す際に必要だった不自然な「;」が必要なくなり、一般的な「/」を用いることが可能になったほか、ルーティングにネームスペースの概念が加わり、管理者画面とユーザ画面のような区別を明確に行えるようになった。
また、ビュー関連では、テンプレートの書式と描画エンジンを分離することが可能になり、レスポンスデータをより柔軟に作成できるようになった。
さらに、マイグレーション機能も改善され、よりシンプルかつ直感的な書式でテーブル定義を記述できるようになった。
そのほかにも、さまざまな機能が向上している。
今後数回のリリースを経て、Rails 2.0最終版がリリースされるとのことである。