10月10日、Microsoftは.NETのマネージドアセンブリ用コード解析ツール「FxCop」の新しいバージョン「FxCop 1.36 Beta 2」をリリースした。
FxCopは、.NETのマネージドアセンブリを静的に分析し、Microsoftが定める設計ガイドライン「Microsoft .NET Framework Design Guidelines」に適合しているかどうかを調べるツール。ライブラリ設計、パフォーマンス、命名規則、セキュリティなどといった観点から200種類以上の問題点を見つけ出すことができる。
今回リリースされたベータ版では、前のバージョンであるFxCop 1.35と比較して、匿名メソッドやラムダ式の解析がサポートされたほか、ジェネレータが生成したコードの解析をスキップする機能が加わった。また、200以上のバグが修正され、パフォーマンスも向上している。
解析が可能な.NET Frameworkのバージョンは1.x、2.0、3.x。ただし、FxCopの動作には.NET Framework 2.0が必要になる。また、Windows Server 2008、Windows Server 2003、Windows Vista、Windows XP上のみでの動作をサポートしている。