The Apache Portable Runtime Projectは11月27日、Apache Portable Runtime(APR)ライブラリの最新版である1.2.12をリリースした。
APRはC言語で実装されており、性能を犠牲にせず様々なOSに一般的なプログラミングインタフェースを提供する。現在サポートしているOSは、UNIX、Windows、Netware、Mac OS X、OS/2など。
APR1.2.12では、以下のような機能を提供する。
- アトミックオペレーション
- 動的共有オブジェクトのローディング
- ファイルI/O
- ロック
- メモリーマネジメント(ハイパフォーマンスアロケーター)
- メモリーマップファイル
- マルチキャストソケット
- ネットワークI/O
- 共有メモリ
- スレッドとプロセスのマネジメント
- 様々なデータ構造(テーブル、ハッシュ、優先待ち行列など)
なお、Apache HTTP Server 2.0系で利用されているAPR 0.9系と、Apache HTTP Server 2.2系で利用されているAPR 1.2系では、互換性がないことに注意されたい。