Sun Microsystemsがオープンソースのデータベースソフトウェア「MySQL」のバージョン5.1をリリースした。しかし、その直後に、MySQLの生みの親から、新機能にはまだ修正されていない多くのバグが残っているとの警告が発せられた。
MySQLの生みの親、Michael "Monty" Widenius氏は現地時間29日、見つかった問題の大部分は重大または完全なバグだと自身のブログで語った。また、すべての問題が新機能に関係しているわけではなく、以前から存在する既知のバグが今回のリリースでもまだ多く残っていると指摘している。
今回搭載された新機能は「ベータ」版レベルの品質だとWidenius氏は結論づけている。
具体的には、パーティショニング機能に関連する問題が数多く存在している。たとえば、パーティションテーブルがクラッシュすると復元が困難になるほか、パーティションテーブルのテーブル名を変更しようとすると、サーバがクラッシュしてその間のデータがすべて失われてしまう可能性がある。多くのパーティションがあるデータベースでは、パーティショニング機能は役に立たないとWidenius氏は強調している。
また、行ベースレプリケーションはデフォルトでは有効になっていないが、これは数多くの問題が存在するためだ。Widenius氏は、MySQL 5.1について、本番システムに導入する前にテストすることをユーザーに勧めている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ