日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は10月4日、中小企業向けIAサーバのエントリモデル「IBM eServer xSeries 100(x100)」を発表した。64ビットアプリの利用が可能なEM64T対応インテルCeleron Dプロセッサー326(動作周波数2.53GHz)を搭載し、DDR2-533MHz ECC付きメモリを内蔵する。10月26日より出荷が開始される予定。
x100について、同社は「SOHOや中小企業のエントリサーバとして、ファイル/プリントサーバ、ゲートウェイ/ファイアウォールサーバ、メールサーバなどの用途に適している」とする。セットアップ用ツール「ServerGuide」が同梱されており、導入、立ち上げ、追加構成の所要時間と作業負担を軽減、専任管理者のいない中小規模ユーザーでも効率的な管理が可能となる。
OSが付属しないモデル「8486-91J」のほか、Windows Small Business Server 2003プリロードモデル「8486-PAA」と、Windows Server 2003 Standard Edition SP1プリロードモデル「8486-PAB」を用意する。
主な仕様は以下のとおり。
- メモリ(標準):256Mバイト(486-91J)、512Mバイト(8486-PAA/8486-PAB)(最大8Gバイト)
- ハードディスク:80Gバイト(最大500Gバイト)、Serial ATA
- 光学ドライブ:CD-ROM、48倍速IDE
- 拡張スロット:PCI-Express、PCI 2.2
- ネットワーク:全二重化Ethernet 10BASE-T/100BASE-T/1000BASE-T
- その他インターフェース:シリアル×2、IEEE1284準拠パラレル(SPP/EPP/ECPモード対応)、USB×4、PS/2キーボード、PS/2マウス
- 電源ユニット:1個(310W)
- 税別直販価格:6万3000円(8486-91J)、9万9000円(8486-PAA)、14万4000円(8486-PAB)
なお、日本IBMでは12月27日まで8486-91Jを43%引きの3万5800円で販売するなど、期間限定の割引キャンペーンを展開する。