日本AMDは1月20日、2006年の事業方針説明会を開催した。同社 代表取締役社長のDavid M. Uze氏は、「ドッグイヤーのスピードでAMD製品を普及させる」との決意を述べた。
Uze氏はまずコンシューマー分野について、「AMDはエンタープライズ分野で64ビットを普及させたが、今後デスクトップ用やノートブック用などすべての製品において64ビット製品を用意する。2006年はWindows Vistaが登場することもあり、64ビット化はより加速するだろう」と述べた。
また、PC分野でのデュアルコア製品も積極的に推進するとしており、「デュアルコアテクノロジーにより、PCでよりリッチなデジタルコンシューマー体験が可能となる」とUze氏。今春には、モバイル用のデュアルコアプロセッサも登場する予定だ。
AMDでは、日本国内に開発拠点となるJEL(Japan Engineering Lab)を設けているが、これは同社の日本市場に対するコミットメントの高さを示しているものだ。Uze氏は、JELにてモバイル製品やデスクトップ製品の検証などを実施し、日本のOEMパートナーが製品をデザインしやすい環境を整えるとした。

また同氏は、2006 International CESにて同社が発表した「AMD LIVE!」についても触れ、「AMDのデジタルライフのビジョンを証明するものだ」とコメントした。AMD LIVE!で提供されるプラットフォームは、AMDがテストして認証し、検証するもので、「エンドユーザーが高性能なAMDデュアルコア製品の価値を十分味わえるようになる」とした。
エンタープライズ分野については、今後もOpteronに注力する。Uze氏は「“時は金なり”と言うが、IT業界では“パフォーマンスは金なり”だ」と言う。その中でも、「ワット数あたりのパフォーマンスがプロセッサの性能を測るにあたって重要だ」と同氏は述べ、消費電力の低減が今後も重要な課題になるとした。
この「ワット数あたりのパフォーマンス」をAMDでは「ワット性能」と新たに提言している。日本AMD マイクロプロセッサ ソリューション本部長の多田和之氏は「原油高による電力料金の上昇や、二酸化炭素排出量の問題、データセンターにおけるサーバ台数の増大などで、ワット性能は今後システムを選択する際の大きな要素になる」と話す。
Uze氏は、「この考え方はAMDが1999年より主張していたことだが、ライバル企業では2005年秋になってようやく同様の考えを打ち出した」と指摘、AMDのこれまでの方向性は正しかったとの見解を示した。
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