サン・マイクロシステムズは9月26日、x86アーキテクチャ市場でのSolaris OS普及に向けて、独立系ソフト/ハードベンダー(ISV/IHV)向けの開発支援プログラム「Solaris 10 Moves Ahead」を発表した。AMD Opteronプロセッサ搭載マシンを最大100社に無償提供する。申し込み期間は10月1日から12月31日まで。
プログラムの対象となるは、サンが運営する開発者支援プログラム「Sun Developer Connection(SDC)」の法人会員企業で、一定の資格条件を満たすISV/IHVパートナー。AMD Opteronプロセッサを搭載する「Sun Fire V20z」を、1社当たり2台まで(1事業所当たり1台)無償で提供する。なお、参加企業には、2006年3月31日までに当該製品のSolaris 10 x86版への移植を終え、国内市場に提供することを義務付ける。
サンは「Solaris 10 x86対応ソフトおよびハードの開発促進がプログラムの目的。これにより、SPARC版Solaris、Windows、Linux、他社製Unixから、Solaris10 x86プラットフォームへの製品移植を促進する」と述べる。
無償提供されるSun Fire V20zは、2.2GHz版Opteronを2個搭載し、メモリ2Gバイトとハードディスク73.4Gバイト、CDドライブ、フロッピードライブを備える。日本語Solaris 10 x86のほか、開発ツール「Sun Studio 10」が付属する。