日本IBMは10月10日、従来のタワー型ワークステーションより排熱が9割少なく、8割の設置スペースを削減できるブレード型ワークステーション「IBM BladeCenter HC10」を発表した。10月22日より出荷開始する。
BladeCenter HC10は、ワークステーション機能をブレードに集約し、LAN経由で接続した専用クライアント端末「IBM CP20 ワークステーション・コネクション・デバイス(CP20)」経由で処理を行う、ブレード型のワークステーション。画像や入出力信号転送をハードウェアの機能で圧縮、暗号化して転送するため、従来のタワー型ワークステーションでの処理と同等のレスポンスを実現すると同時に、セキュリティの確保が可能だ。
CP20は、ハードディスクを内蔵しないユーザー専用端末で、設定によりUSBポート経由の外付けハードディスクやメモリーキーへのデータの保管が制限できる。演算処理はサーバールームに設置されたBladeCenter HC10または接続されたストレージのみに保管されるため、端末側からデータを外部に持ち出すことはできない。また、CP20はA5版サイズのコンパクトな筐体で、ファンなどの可動部品を持たないため、従来のワークステーションに比べ端末側で9割の排熱を削減でき、騒音もほとんどない。
BladeCenter HC10は、「IBM BladeCenter E」および「IBM BladeCenter S」に対応する(BladeCenter Sの日本での出荷開始日は未定)。他のBladeCenterサーバをシャーシ内で混在することも可能だ。
日本における先行事例として、外為どっとコムが金融商品と先物商品の取引専用端末としてBladeCenter HC10およびCP20の採用を決定した。
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