SanDiskは、「Windows Vista」がソリッドステートドライブ(SSD)に最適化されていないため、最適化されたSSDドライブの出荷を2009年まで延期すると述べた。
SSDは今のところ、Appleの「MacBook Air」や東芝の「Portege R500」といったハイエンド向けノートPCの一部で、ハードディスクの代わりに使用されている。
次世代のSSDではマルチレベルセル(MLC)技術を採用するが、そのためには今よりさらに精巧なコントローラが必要となる。コントローラは、SSDにとって極めて重要な部品だ。SanDiskの次世代SSDは、128Gバイトおよび160Gバイトの記録容量で、のちに256Gバイトの製品も登場する予定だ。MLCを採用したSSDは、2008年中にはさらに多くのノートPCで採用が広がると見られている。
SanDiskの会長兼最高責任者(CEO)であるEli Harari氏は、米国時間7月21日に行われた第2四半期決算発表の電話会見で、SSDメーカーにとってWindows Vistaは特に難しい問題となるだろうと述べ、次のように説明した。「ノートPCやデスクトップPC向けのVista用アプリケーションを開発しようとすると、要求が厳しいことがすぐに分かる。それは、Vistaがフラッシュメモリを利用したSSDに最適化されていないからだ」
これは、Vistaの設計に起因する。同氏は、「次世代のコントローラは、基本的にVistaの欠点を補うものでなければならない」と語った。
「残念ながら、Vista環境における(SSDの)パフォーマンスは、市場が本当に求める水準に達していない。だからこそ、次世代コントローラを開発する必要がある。次世代製品は、2008年末か2009年初めにサンプル出荷を予定している」(Harari氏)
Harari氏は、この問題こそが、SanDiskの新製品出荷を予定より遅らせている唯一の原因だと述べている。「ご存じのとおり、当社は非常にすぐれた内部コントローラ技術を持っている。したがって、遅れの原因は、率直に言って、Vista環境における限界を十分に理解していなかった点にある」
しかし、市場のごくローエンドの製品については、この点は問題にならない。「ローエンドの超低価格PCでは、既存のコントローラで8Gバイト、16Gバイト、32Gバイトのストレージをうまく制御できる。比較的単純で、要件がそれほど厳しくないからだ」と、Harari氏は語る。
SanDiskは東芝と合弁会社を設立しており、そこでもやはりSSDを製造している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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