レノボ・ジャパンは9月1日、中小企業向けのラックマウントサーバ「ThinkServer RD210」「ThinkServer RD220」を発表した。主要な仮想化技術に対応する点が特徴となる。
ThinkServer RD210およびRD220は、MicrosoftのWindows Server 2003および2008、VMware ESX 3.0および3.5、VMware ESXi 3.5、NovellのSUSE Linux Enterprise Server 10 SP1およびSP2、Red Hat Enterprise Linux 5.xといったOSに対応。あわせて各OSが提供する仮想化技術もサポートしている。
ハードウェアのスペックは、CPUにIntel Xeon 5500番台を採用し、いずれのモデルでも最大2基まで搭載可能。モデル別にみると、ThinkServer RD210ではクアッドコアCPUとしてXeon E5504かE5506を、ThinkServer RD220ではXeon E5506かE5520を選択できる。
中小企業向け製品としての特徴は、まず価格帯が20万円台前半から30万円台前半であることが挙げられる。レノボ・ジャパンでは、ThinkServer RD210は1Uサイズで提供されることから省スペース性が特徴として小規模企業向け、ThinkServer RD220は最大3.6TBのストレージ容量に加え、より高いパフォーマンスのCPUを利用できることから中規模企業向けとしている。
管理ツールは、リモートでサーバ管理をサポートするIMM(Integrated Management Module)が提供される。