オムニチュア、アクセス解析ツール「SiteCatalyst」の新版をリリース

永井美智子(編集部)

2007-02-26 15:00

 オムニチュアは2月22日、サイトアクセス解析ツール「SiteCatalyst」の最新版となるバージョン13をリリースした。ユーザーごとにアクセスできるデータを細かく制限できるようにした点が特徴だ。また、検索連動型広告の管理ツールである「Omniture SearchCenter」の販売もあわせて開始した。

 SiteCatalystは大手のウェブサイトを持つ企業を中心に採用されており、世界全体で約2000社、日本国内では約100社に採用されている。国内の主な採用企業としては、楽天やカカクコム、マネックス証券などがある。

 これまでSiteCatalystは、企業内の一部の人がサイトのアクセス解析をすることを想定していた。しかし最近では企業内の多くの人が業務上でサイトアクセスのデータを見る必要が出てきており、ユーザーによってアクセスできるデータを制限したり、本当に必要な情報だけを表示したりしたいという要望が増えてきたという。バージョン13はこの要望に応えたものだ。

 また、Overtureの検索連動型広告やコンテンツ連動型広告に出稿した広告を管理する「Omniture SearchCenter」の提供も開始した。リスティング広告の掲載順位の管理や、キーワードごとの入札価格の自動設定、出稿した広告に対する費用対効果(ROI)の算定ができるものだ。

 今後はサイトアクセスの状況をリアルタイムに、3次元で表示するソフト「ディスカバー2」や、他社のシステムと連携して、メールマーケティングや検索連動型広告などのウェブマーケティングの効果を一元的に把握できる「ジェネシス」の販売も予定している。また、2007年2月に米国親会社のOmnitureが買収した英Touch Clarityのシステムをリリースする計画もある。これはユーザーの行動履歴をもとに表示する広告やコンテンツを最適化する製品だ。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]