マクニカ(神山治貴社長)は、米国オムニチュア社(Josh James CEO)と販売代理店契約を締結し、同社のリアルタイムWeb解析ツール「SiteCatalyst」を発売した。初年度1億円の売り上げを見込んでいる。
従来のWebサイト解析は、サーバーのログをダウンロードして解析していたため、ユーザーの望む詳細な解析を迅速に行うことが困難で、また、増え続ける膨大なログファイルが解析者に負担を与えていた。
対して、「サイトカタリスト」は、独自の解析データをASPサーバーで収集してリアルタイムに解析を行い、ユーザーの経路解析、コマースサイトでの商品購入率、サーチキーワードなどを瞬時に求めることができる。
多種多様のレポートを標準で装備し、ブラウザから自分に必要なレポートにアクセスできる。これまでの経路解析とは違い、ユーザーがその場で分析したいページ、グループ、サイトを選択することで、リアルタイムに自由にカスタマイズした経路解析レポートも作成可能。
このほかの特徴は、(1)分析方法はページにコードを埋め込む方式を採用、(2)レポートは、ワード、エクセル、PDF、html、CSVといったフォーマットで出力可能、(3)レポートのメール送信の自動化機能、(4)ある一定のアクセス数を超えた場合にメール通知が配信されるアラート機能、(5)複数ページの比較結果をレポートする機能――など。
マクニカでは、これまでのネットワークシステム構築の経験およびWebサービスの経験をもとに、オンラインマーケティングの分析ツールとして、大規模サイトでの大量の分析を必要とする企業を中心に販売していく考え。