Appleがひそかに「App Store」においてウェブブラウザアプリケーションを解禁した。近い将来にこれらのブラウザアプリが「iBeer」の人気を超えることはないだろうが、これはApp Storeにとって大きな話題と言える。
MacRumorsによると、無料の「Edge Browser」や履歴を残さない「Incognito」(1.99ドル)、タブ機能が使える「WebMate」(0.99ドル)、ウェブサイトを見やすく表示するとうたう「Shaking Web」(1.99ドル)など、いくつかのブラウザアプリが、最近になってApp Storeに登場したという。
これまでAppleは、App Storeでサードパーティー製のブラウザを認めていなかった。「iPhone」にはAppleのブラウザ「Safari」がプレインストールされており、「機能が重複する」としてそれ以外のブラウザは認められていなかったのだ。
現在App Storeで提供されているブラウザアプリはどれも、デザインに特徴のあるもの(Edge)やプライバシーを重視したもの(Incognito)など、標準的なブラウザとは一線を画す変り種ばかりだ。しかも、いずれもSafariをベースに開発されている。このため、Appleが「Firefox」や「Opera」など、完全にSafariとは異なるサードパーティー製ブラウザのiPhone向けバージョンに門戸を開くかどうかは、まだわからない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ