アマゾン、クラウドコンピューティングサービスに新機能3種を追加

文:Toby Wolpe(Special to CNET News) 翻訳校正:緒方亮、小林理子

2009-05-19 10:18

 Amazon.comのクラウドコンピューティング部門Amazon Web Services(AWS)は、クラウドのリソース監視、容量の調整、トラフィックのロードバランシングの新機能を追加した。

 AWSは米国時間5月18日のブログで、監視を行う「Amazon CloudWatch」、オンデマンド容量調整の「Auto Scaling」、トラフィック再配分の「Elastic Load Balancing」の3機能のパブリックベータ版を発表した。

 AWSのブログによると、米国ユーザーはこの新機能をすぐに利用できる。また、今後数カ月以内に、欧州でもこの機能が利用可能になる予定だという。

 また同ブログ投稿によると「これらのサービスを使うことでユーザーは、アプリケーションのコントロール、開発の自由度、ツールの選択、配備スピードなどあらゆる面で柔軟性を犠牲にすることなく(中略)アプリケーションの性能を改善できる」という。

 この3年間、AWSでは「Amazon Elastic Cloud Compute(EC2)」および「Amazon Simple Storage Service(S3)」のサービスを通じ、コンピューティングとストレージがオンデマンドで提供されている。同社によると、AWSは現在1秒あたり8万件のリクエストに対処しており、約520億のオブジェクトを格納している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ

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