10年前の生活を振り返る--この間に起こった10の技術的変化

文:Zack Whittaker 翻訳校正:石橋啓一郎

2009-12-29 07:00

 私の名付け娘は最近話をしたり、理解したり、学習したりすることができる年になった。彼女は6歳なのだが、すでにかなりのことをよく理解している。彼女は私よりもたった16歳年下なだけなのに、彼女が経験していることや見ているものは、私とはあまりにも違っている。時代の変化は速いということは知っているが、私は昨晩突然気づかされた。

 年の差はそれほど大きくないのに、私と彼女の間の世代間ギャップは大変大きく、これは考えてみればいくらか恐ろしくもある。

  1. 太陽系の惑星の数は9つだった。
  2.  長い間、太陽系の惑星の数は9つだったのだが、ある日突然、8つにするか、約20にするか決めることになった。そして、8つが選ばれた。7年間の初等教育を経て、実際問題として私が知っていた世界はなくなってしまった。彼らは、ただ1つの天体を惑星の分類から外しただけなのだが。

  3. 「BlackBerry」は果物だったし、「Apple」も果物だった。
  4.  「ブラックベリー」あるいは「アップル」と聞いて、果物だと思いこむ人がいても、私は驚かない。しかし、私の中では、これらの言葉は私のモバイルデバイスのことを指している。「1日5皿の野菜と果物を食べよう」とよく言われるが、私は毎日BlackBerryで電話をかけている。これは1皿分にカウントしていいはずだと思うのだが、どうだろうか。

  5. プログラムを読み込むには、カセットテープをセットして20分待つ必要があった。
  6.  私の最初のコンピュータはCPC-464だった。これは非常に重たいもので、マフィア小説の中に出てくるコンクリートブロックと同じ使い方でもできただろう。これはさすがに10年前のことではないが、私は緑色の単色スクリーンのコンピュータでワープロをしていた人たちのことを覚えている。5インチのフロッピーディスクの出現は、それ自体が小さな革命のように思われたものだ。

  7. インターネットに接続するのにダイアルする必要があった。
  8.  コンピュータはインターネットに常に繋がっていたわけではない。情報をやりとりするためには他のコンピュータにダイアルする必要があり、それは基本的にコンピュータ間の電話だった。だがもっと不思議なのは、今でもこのやり方を利用できることかもしれない。

  9. 1Gバイトのハードディスクを使い切るのは無理だった。
  10.  私が1996年のクリスマスに、家族のために買った最初のコンピュータには(そう、OSはWindows 95だった)64Mバイトのメモリと、1Gバイトのストレージが搭載されていた。私の父は、「これを使い切ることなど絶対にできないだろう」と言ったものだ。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]