SAP、欧州のソフトウェアメーカー2社を買収

文:Dawn Kawamoto(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2007-05-15 10:06

 SAPは米国時間5月14日、エンタープライズコミュニケーションソフトウェアを開発するWicom Communications(本社:フィンランド)と、ID管理アプリケーションメーカーMaXware(本社:ノルウェー)の買収を発表した。

 同社はWicom Communicationsの買収により、顧客関係管理(CRM)ソフトウェアを、MaXwareの買収により「NetWeaver」のID管理機能を強化する意向だ。

 SAPはここのところ、何十億ドル規模の大型買収を実施するのではなく、小規模の企業を買収することで製品ポートフォリオの拡大を図っている。今回の2件の買収も、この戦略の一環として行われる。

 Wicomの買収は先週完了している。MaXwareの買収は5月末までに完了する見通し。これらの買収の条件は明らかにされていない。

 Wicomは、オフィス内の電話、携帯電話、テキストメッセージング、インターネット、電子メールなどの複数のチャネルから、企業にアクセスするためのソフトウェアを開発している。Wicomのソフトウェアは、SAPのコンタクトセンターアプリケーション「SAP Interaction Center」と統合される。

 SAPはさらに、MaXwareの買収を通じて、NetWeaverプラットフォームのID管理機能を強化する計画だ。

 SAP NetWeaver Technology部門を率いるKlaus Kreplin氏は声明で、「ID管理にかかわるコストを削減しながら、セキュリティやアクセスコントロールを改善しなければならない立場の最高技術責任者(CIO)たちにとって、セキュリティが最大の課題になっている」と述べる。

 こうした状況を受け、SAPはMaXwareの技術を利用し、さまざまなIT環境に対応した統合ID管理製品も開発する意向だ。

 MaXwareは、製造、ビジネスサービス、防衛、エネルギー、医療、金融サービス、政府などの業界に約300の顧客をもつ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    レガシーデータ基盤からの脱却が AI 活用の鍵--先進企業に学ぶクラウド移行の成功事例

  2. ビジネスアプリケーション

    AI 人材育成を単なる研修で終わらせない--事業を動かす AI スキル構築の 5 つのステップ

  3. ビジネスアプリケーション

    汎用 AI をビジネス仕様に。業務データを活かす AI アプリ開発の新しい前提「データ基盤」

  4. 仮想化

    コンテナ化だけで十分なのか。商用パッケージ運用の負荷を左右するOpenShiftの価値

  5. 経営

    月15万円から始めるSOC。セキュリティ人材を雇えない企業の、取引を止めない経営判断

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]