Microsoftは、Gotuit Mediaという無名の企業から、「Silverlight」の構成要素の中に、Gotuit Mediaの保有する特許技術を侵害したものがあるとして、訴訟を起こされて悩まされている。
米国時間7月2日にサンフランシスコ連邦裁判所で起こされた同訴訟において、Gotuitは、Silverlightが複数特許を侵害したと主張して、Microsoftに対する差し止め命令、損害賠償および弁護費用の負担を求めている。
Gotuitは、あまり知られていない企業かもしれないが、Microsoftはよく知っている代理人との対決を強いられることになる。Gotuitの訴訟は、サンフランシスコに拠点を置くSpencer Hosie弁護士が担当しており、Hosie氏は、以前に訴訟でBurst.comの代理人を務め、Microsoftに勝訴した人物である。
Hosie氏は、今回のGotuitの訴訟に関するコメントを拒否している。
Gotuitの訴状には、特にNBCOlympics.comのホームページの一部に、MicrosoftがSilverlightを用いて、動画のメタデータを提供しようとしている点に言及されている。MicrosoftのSilverlightは、ウェブビデオなどの分野で、AdobeのFlashに対抗するものとなっている。
Microsoftの広報担当であるDavid Bowermaster氏は、まだ正式に訴状が届いていないため、「同社としては、この件に関してコメントできる立場にない」と述べた。
Gotuitは、Lifetimeテレビなどの顧客に対して、オンラインビデオの検索やナビゲーションを容易に実現する、さまざまな製品を提供している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ