SanDiskは米国時間2月2日、2008年第4四半期(10-12月期)決算を発表し18億6000万ドルの純損失を明らかにした。フラッシュメモリチップ市場が収縮し消費者の需要が減少する中、同社は減産とコスト節約の対策を講じている。
フラッシュメモリチップメーカーのSanDiskが発表した2008年第4四半期の業績は、GAAP(General Accepted Accounting Principalの略で「一般に公正妥当と認められた会計原則」と訳される)ベースで純損失18億6000万ドル(1株当たり損益は8.25ドルの赤字)だった。2007年第4四半期は、GAAPベースで純利益が1億600万ドル(1株当たり損益は0.45ドルの黒字)だった。
同社によれば、資産価値の減損、在庫整理などを含む2008年第4四半期の諸費用は、19億1000万ドルであったという。
第4四半期の売上高は、前年同期比31%減の8億6400万ドルだった。しかし、前期比では5%増となり、およそ7億6700万ドルという金融業界の予想値を上回った。
会計年度2008年通年の売上高は33億5000万ドルで、2007年の39億ドルから14%減となった。
通年のGAAPベースの純損失は20億7000万ドル(1株当たり損益は9.19ドルの赤字)だった。2007年通年は、純利益2億1900万ドル(1株当たり損益は0.93ドルの黒字)だった。
SanDiskは米国のフラッシュメモリ業界のライバルであるMicron Technologyと同様、フラッシュメモリ製品の消費者需要の低迷およびフラッシュチップ価格の低下から打撃を受けている。SanDiskは、新興のソリッドステートドライブ市場でも出遅れており、サムスン電子、東芝、Intelらにリードを許している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ