最近はバレンタインデーのチョコ配りを禁止している会社もあるようですが、これまでの習慣で半ば義務化されているところもあるでしょう。中にはメイワクしている人もいるのでは? 面倒クサイ、経済的にキツイという人はもちろんのこと、「前日は憂鬱で眠れない……」なんて人までいるかもしれません。そんなアナタのために、バレンタインをうまく乗り切るためのヒントを伝授します。
男性ばかりの職場で働くフミコさんの場合
「職場の男女比が8:2。義理チョコの出費を考えると生活がツライ!」
義理チョコ本来の意味と効果を確認してみましょう。義理チョコとは、日ごろの感謝の気持ちを込めて贈るもの。そして、人間関係を円滑にする効果があります。「好意の返報性」と言って、好意を示されるとその相手に好意を持ちやすくなるためです。チョコを贈るのも好意のひとつ。そう考えるとあながち損とも言えませんね。チョコひとつで人間関係が円滑になるなら安い買い物かも? 気持ちで贈るものですから、高価である必要はありません。男性は、もらえるだけで充分嬉しいのです。
社内片思い中のカスミさんの場合
「渡すチャンスは社内のみ。周りにバレずに本命の彼にチョコを渡したい!」
1人だけにチョコを渡すと角が立ちますよね。せめて渡したい人が含まれる範囲の人には送りましょう。本命には、差をつけるためにひと手間加えてメッセージカードやプレゼントを添えるとよいのです。中身がわからないように、全員同じ袋に入れて渡すという作戦もアリ。相手に渡すときは、笑顔を忘れずに! 男性は「自分だけに向けられる笑顔」に弱いのです。告白のチャンスはバレンタインだけではありませんから、ちょっと意識してもらうきっかけ程度にこの日を活用しましょう。
女性からモテた経験のないカズヤさんの場合
「毎年チョコをもらえないので、この日がキライです……」
もらえるか、もらえないかと考えるより、いっそのこと自分が配って見ませんか? 「待つ」という立場をやめてしまいましょう! 今年は逆チョコブームもきていますし、外国のバレンタインデーは男女を問わず、日ごろの感謝を込めてプレゼントを渡す日で、むしろ男性から女性へ贈ることが多いようです。チョコでなくても、お菓子やホットチョコレートを振る舞うのも良いですね。社内の評価が上がるかもしれませんよ!
あげる方ももらう方も悩ましいバレンタインデーですが、その日のちょっとした気遣いが今後の人間関係をステキなものにしてくれる可能性もあるのです。とはいえ、今年の2月14日は土曜日。仕事がお休みなら、もしかしたら例年ほど悩まずに済むかもしれません。