日本オラクル、専門性の高いパートナー向け新認定制度「Specialization」を本格導入

富永恭子(ロビンソン)

2010-11-04 19:29

 日本オラクルは、2月に刷新したオラクルのパートナープログラム「Oracle PartnerNetwork Specialized」の中核となる新認定制度「Specialization」を11月4日より本格導入した。

 導入を開始したのは、「Oracle Database」「Oracle Database Performance Tuning」「Oracle Real Application Clusters」などのデータベース製品、基幹業務アプリケーション「Oracle E-Business Suite」、人材管理アプリケーション「PeopleSoft Enterprise Human Capital Management」、CRMアプリケーション「Siebel CRM」のSpecializationとなる。

 また、本格導入に先立ち、国内8社のパートナー企業が計11のSpecializationを取得したことを発表した。システムサポート、第一コンピュータリソース、NEC、富士通が「データベース関連製品分野」において。また、アクセンチュア、TIS、日立製作所、プライスウォーターハウスクーパースが「アプリケーション関連製品分野」で、それぞれSpecializationを取得したとしている。

 Specializationは、オラクルが全世界共通で導入するパートナー企業向けの認定制度。同制度は、「パートナー企業のオラクル製品を活用した専門性の強化や市場での認知向上」「ユーザー企業の課題解決に最適なパートナー企業とオラクルソリューションの選定」「オラクル製品を積極的に活用して事業に取り組むパートナー企業のプロモーションを支援」を目指したものだという。

 同制度では、オラクルの主力製品やインダストリーリューションを中心に約30種類の専門領域カテゴリを新設し、カテゴリ別の認定基準を設定。パートナー企業は、同制度の認定取得により、特定領域において自社の専門性を訴求することが可能だという。また、複数のSpecializationを取得したパートナー企業は、異なる認定を組み合わせることにより、幅広いオラクル製品を活用できる総合力を訴求できるとしている。

 日本オラクルでは、今後、サーバ、ストレージ、ミドルウェア、その他アプリケーション製品など、30種類以上の専門領域カテゴリでのSpecialization提供を予定しているという。また、パートナー企業の同制度認定取得を支援するため、プロモーション支援や技術者向けトレーニングなどのサポートをさらに強化する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  2. セキュリティ

    ブラウザの可能性を Google Chrome Enterprise で追究、セキュリティ実現には?

  3. ビジネスアプリケーション

    NTTグループが17万ユーザーの決裁システムを抜本的に改革、プロジェクトの鍵を握るサービスとは

  4. ビジネスアプリケーション

    データリーダーが知っておくべき、AI活用の投資対効果を高める「実効性のある戦略策定」の進め方

  5. モバイル

    目前の「Windows 10」サポート終了、「Windows 11」への移行負担を解消する最適解とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]