Googleは米国時間11月10日、Javaをめぐる特許侵害訴訟でOracleが出した修正訴状に対する回答文書を提出した。熱を帯びた内容で、Googleは徹底抗戦の構えだ。Oracleは10月に、Javaと「Android」のコードを一行ごとに比較した修正訴状を提出していたが、都合よく見せるためにOracleが部分的に編集を加えている、とGoogleは述べている。
Groklawは、Googleによる回答全文と重要な箇所を掲載した。以下に一部を抜粋する。
Googleはさらに、Oracleの修正訴状に「Exhibit J」として添付された文書に、Androidまたは「Oracle AmericaのJava」いずれかのクラスファイルの真正な写しが含まれることを否定する。Googleはさらに、Exhibit Jで示されたデータにおいて、実際のデータに含まれており問題となっているファイルの重大な要素かつ特徴である内容および著作権について記した見出しを、Oracleが編集または削除したことを改めて主張する。
つまりGoogleは、OracleがExhibit Jの一部を都合のいいように書き換えたと訴えているのだ。
Googleはまた、次のように述べている。
- 「Googleは、米国再発行特許第RE38104号、および米国特許第5966702号、第6061520号、第6125447号、第6192476号、第6910205号、第7426720号において有効かつ法的強制力のあるいかなる特許請求範囲についても、現在または過去にこれを(直接的に、または寄与や勧誘により)侵害したことはなく、侵害の責任も負っていない」
- Oracleの特許は、再発行のクレームが原特許の付与から2年以内に提出されていないため、法的強制力はない。
- 「Androidプラットフォームは、Android OS、Androidソフトウェア開発キット(SDK)、「Dalvik」仮想マシンを含め、独自に開発されたものであり、登録済み著作権によって保護されたいかなる著作物も参考にしていない」
- 第三者による侵害はあるかもしれないが、Googleはその責任を負っていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。