AMD、Linuxオープンソースプロジェクト「MeeGo」に参加

文:Lance Whitney(Special to CNET News) 翻訳校正:編集部

2010-11-16 07:36

 チップメーカーのAdvanced Micro Devices(AMD)が、Linuxのオープンソースプロジェクトである「MeeGo」に加わった。同社の専門技術を利用して、タブレットやスマートフォンなどの携帯機器におけるMeeGoの採用を促進する予定である。

 2010年に入って発表されたMeeGoは、IntelのOS「Moblin」とNokiaのソフトウェア「Maemo」の統合によって構築されたオープンソースOSである。MeeGo OSは、ネットブック、タブレット、携帯電話などの携帯機器や、インターネットに接続されたテレビや車載システムなどの組み込み機器で動作するように設計されている。

 MeeGoプロジェクトを運営するのは、Linuxの発展と採用の促進を目的とする非営利団体The Linux Foundationである。AMDはすでに、The Linux Foundationの「ゴールド」メンバーであり、同団体のボードメンバーにも名を連ねている。

 AMDはアイルランドで今週開催のMeeGoカンファレンスにおいて現地時間11月15日、同プロジェクトにおける同社の新しい役割を発表した。このカンファレンスでは、NokiaとThe Linux Foundationがともに、MeeGoに対する開発者らの関心を高めようとしている。

 AMDのソフトウェア開発担当コーポレートバイスプレジデントを務めるBen Bar-Haim氏は声明で、「MeeGoは、エキサイティングなオープンソースモバイルOSであり、携帯機器および組み込み機器メーカーによる今後の採用をわれわれは期待している」と述べた。「MeeGoのような、業界における共同の取り組みにエンジニアリングリソースを提供できることをうれしく思っており、このOSが、われわれの組み込み計画の促進と、われわれが今後提供する予定の『Accelerated Processing Unit』(APU)の市場機会の拡大を支援するだろうと期待している」(Bar-Haim氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]