Novellは米国時間11月24日、今後もUNIXの著作権について保有し続けると発表した。
これはわずか2日前にAttachmateが22億ドルでNovellを買収する計画を発表したことを受けたものである。これと同時に、Novellが知的財産権の一部をMicrosoftによって組織された技術企業各社のコンソーシアムであるCPTN Holdingsに売却することも明らかにされている。
Novellの最高マーケティング責任者(CMO)であるJohn Dragoon氏は24日、同社のウェブサイトで「Novellは、買収が完了し、Attachmateの子会社となった後も、UNIXの著作権を保有し続ける」と述べた。
一方、今回の買収によりCPTN Holdingsに売却される予定の882件の特許およびその他の知的財産権の詳細については、まだ明らかになっていない。これらは、米証券取引委員会(SEC)に提出される申請書に記載される予定。専門家がCNETに述べたところでは、申請は今後数週間以内に行われる可能性もあるが、今回の買収の複雑さを考えると、数カ月程度かかる可能性が高いという。
UNIXの著作権についてNovellの所有権を認めるかどうかは、2004年から開始されたSCO Groupとの間の激しい法廷闘争の中心的な問題であったが、2010年に入ってNovellに所有権を認める判決が下された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。