(SAPの旧子会社で現在は事業を停止しているTomorrowNowに著作権を侵害されたとしてOracleが提起していた訴訟で)米連邦裁判所は2010年11月、13億ドルという記録的な賠償金額をOracleに支払うようSAPに命じたが、それでもOracleの気は済まなかったようだ。San Jose Mercury Newsが米国時間12月10日午後に掲載した記事によると、OracleはSAPに対し、さらに2億1170万ドルの利息を支払うように求めているという。
Oracleは10日に提出した訴状において、その利息によって、SAPが2005年と2006年に支払うべきだったソフトウェアライセンスに対する賠償が「完全に補償」されることになると述べた。
訴状を検討中であるSAPはDow Jonesに対し、次のように述べた。
本件について、正式な裁定によって決められた金額以外にさらなる賠償金を得る権利がOracleにあるとは思わない(中略)われわれはもちろん、裁定そのものに落胆しており、あらゆる可能性を検討するつもりである。残念ながらこの手続きには時間がかかるが、さらに何年間も訴訟を続けることなく、本件が適切に解決できることを今後も望んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。