オラクル、SAPに約2億ドルの追加支払いを要求--TomorrowNowめぐる著作権侵害訴訟で

文:Sam Diaz(ZDNet.com) 翻訳校正:編集部

2010-12-13 08:21

 (SAPの旧子会社で現在は事業を停止しているTomorrowNowに著作権を侵害されたとしてOracleが提起していた訴訟で)米連邦裁判所は2010年11月、13億ドルという記録的な賠償金額をOracleに支払うようSAPに命じたが、それでもOracleの気は済まなかったようだ。San Jose Mercury Newsが米国時間12月10日午後に掲載した記事によると、OracleはSAPに対し、さらに2億1170万ドルの利息を支払うように求めているという。

 Oracleは10日に提出した訴状において、その利息によって、SAPが2005年と2006年に支払うべきだったソフトウェアライセンスに対する賠償が「完全に補償」されることになると述べた。

 訴状を検討中であるSAPはDow Jonesに対し、次のように述べた。

 本件について、正式な裁定によって決められた金額以外にさらなる賠償金を得る権利がOracleにあるとは思わない(中略)われわれはもちろん、裁定そのものに落胆しており、あらゆる可能性を検討するつもりである。残念ながらこの手続きには時間がかかるが、さらに何年間も訴訟を続けることなく、本件が適切に解決できることを今後も望んでいる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]