スウェーデンで発表された一連のテスト結果は、「iPhone 3G」のアンテナが、電波受信感度を巡る問題の原因ではないことを証明したようである。
スウェーデンの技術サイトであるGPは、ユーザーからの電波受信感度に関する苦情報告を受けて、「iPhone 3G」のアンテナに関する一連の調査を今週実施したことを明らかにした。同調査は、3Gネットワークに接続する仕様を備えたiPhone 3Gに関して、以前にも実施されたテストの再調査となる。いずれの調査結果でも、iPhone 3Gのアンテナは問題なく機能しており、強力な信号を発していることから、iPhoneのハードウェアが、電波受信感度問題の原因ではないと、GPは結論付けている。
GPのリポートでは、Apple側に責任が生じてくる可能性もある、(iPhoneの)ソフトウェアが問題の原因であるのかどうかに関しては、何も言及されていない。Appleは、iPhone OS 2.0.2ソフトウェアアップデートが、iPhone 3Gのユーザーが7月の発売後から繰り返し訴えている、電波受信感度に関する問題を改善する目的で設計されたことを認めた。2.0.2へのアップデートで、この問題が大幅に改善されたと報告するユーザーがいる一方で、3Gネットワークのサービス提供エリア内にいるにもかかわらず、依然として接続に関する問題を抱えていると伝えるユーザーも少なくない。
Appleは、3Gの電波受信感度の問題解決に努めているが、おそらくはApple以外にも、こうした問題に取り組んでいる企業がある。CitigroupのアナリストであるJim Sura氏は今週、Research in Motion(RIM)の「BlackBerry Bold(BlackBerry 9000)」も、同種の問題に悩まされてきたとの調査リポートを公開した。何か共通点があるだろうか?実は両方とも、AT&Tの3Gネットワークが関係している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ