日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は4月21日、x86サーバ「HP ProLiantファミリ」とLinuxの組み合わせによるミッションクリティカルシステム構築体制を強化すると発表した。具体的には、企業向けLinux OS「Red Hat Enterprise Linux 4(RHEL4)」の提供開始、Linuxシステムのサポート体制充実、Linux用クラスタリングソフトウェア「HP Serviceguard for Linux」の機能強化といった取り組みを行う。
各取り組みの概要は以下の通り。
- RHEL4提供開始:
ファイルサーバ、電子メールサーバ、ウェブサーバ向けのRed Hat Enterprise Linux ES 4(税込み価格は10万4790円から)と、大規模環境向けハイエンドサーバRed Hat Enterprise Linux AS 4(同20万7900円から)の受注を同日より開始する。
- サポート体制充実:
企業向けのRHEL4サポート体制を充実させ、24時間365日サポートの提供、レッドハット社内での日本HP専任サポート担当ローカルアカウントマネージャーの配置、RHEL4インストールサービスの提供を行う。さらに、ユーザー先で問題特定/解決を行う訪問サポートサービス(14万4000円から)も用意する。
- HP Serviceguard for Linux機能強化:
64ビット環境への対応を開始し、RHEL3向け64ビット対応版(1ノード当たり26万2500円)を4月末日より、RHEL4向け64ビット対応版(同26万2500円)を6月より提供する。新たにGUIによる管理機能を強化するほか、保守価格の最大30%値下げ、システムインテグレータ/パートナーからのインテグレーション販売も行う。