日本ヒューレット・パッカードは4月7日、情報漏えい対策や情報管理機能に優れたネットワーク端末「HP t5710 Thin Client(t5710)」を販売開始した。
t5710は、本体にハードディスクやCD−RWといったデータ保存可能なデバイスを持たないのが特徴だ。アプリケーションをサーバ上で動作させ、その結果だけを端末に表示するサーバベーストコンピューティング環境端末として利用できる。そのため、情報の持ち出しを防ぐことができるというセキュリティ面でのメリットに加え、端末の管理が容易になるという利点もある。
- HP t5710 Thin Client
本体内部にハードディスクを持たないだけではなく、冷却ファンなど駆動部品を搭載していないため、非常に小型かつ低騒音であることも特徴のひとつだ。OSにはWindowsXP Embeddedを採用しているため、一般的なWindows搭載マシンと変わらない操作性となっている。
販売は、同社およびシステムインテグレーターを始めとするパートナーを通じて行われる。標準小売り価格は税込みで6万900円だ。