日本IBMとノベルは4月25日、Novell NetWareの機能をLinuxに移植した「Novell SUSE Open Enterprise Server」を中核とするソリューション提供で協業すると発表した。
Open Enterprise Serverは、企業向けLinux OS「Novell SUSE LINUX Enterprise Server 9」上に、ネットワークOSであるNovell NetWareの機能を移植したパッケージ製品。統合化されたディレクトリサービス、ファイルサービス、プリントサービス、クラスタリングネットワークサービスなどを備える。
両社は、「セキュリティやコスト面でLinuxへの移行を検討中の企業や、現在Novell NetWareを使用中の企業を対象に、Open Enterprise Serverを中核とした新しいソリューションを提供する」としている。具体的には、ノベルがOpen Enterprise Serverを、日本IBMがeServer、Linuxのノウハウ、テクニカルサポートを提供する。さらに、両社が顧客の環境に応じた最適なソフトウェア/ハードウェア構成を選定し、提案する。
また、Open Enterprise ServerとeServer xSeriesのエントリーモデルを組み合わせ、パートナー企業向けの低価格な検証用パッケージとして提供することも検討していく。