ミラクル・リナックスは3月28日、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)向けソフトの「MIRACLE LINUX - Asianux Inside」に対する互換性を確認するツールを無償提供すると発表した。同社は「このツールを活用し、2006年8月までにてMIRACLE LINUX対応ソフト製品を200製品に拡大することを目指す」としている。
この互換性確認ツールは、検証対象のソフトが稼働しているRHEL上で使用する。ツールを実行すると、必要なライブラリとツールが自動的に抽出されるので、MIRACLE LINUXで問題なく作動可能かどうかを判別できる。また、作動不可能な場合でも、手作業による検証が必要な範囲を絞り込めるため、MIRACLE LINUXを使う検証コストの大幅削減につながる。検証可能な環境は、以下の2種類。
- RHEL 3からMIRACLE LINUX V3.0-Asianux Insideへの移行
- RHEL 4からMIRACLE LINUX V4.0-Asianux Insideへの移行
互換性確認ツールは、MIRACLE LINUX対応アプリケーションの普及を目的としたプログラム「With MIRACLE 2005」に参加すると、ウェブサイトからダウンロードできる。