アシストとミラクル・リナックスは3月8日、Linuxサーバ上で稼動する経営分析システム(BIシステム)の提供について協業すると発表した。アシストのBIシステム「WebFOCUS」に、ミラクル・リナックスのLinux製品「MIRACLE LINUX」を組み合わせて提供する。既存のBIシステムと比べ安定性に優れるほか、費用や手間をかけずに導入できるという。
WebFOCUSは、企業内の会計システムや販売管理システムなどのデータを組み合わせて各種の経営分析を行なう。サーバ上で稼動し、ウェブブラウザなどに分析結果を出力する。時間や場所を選ばず利用できるのが特徴という。今回はMIRACLE LINUXと組み合わせることでコストを抑え、中小企業などへの導入を図る。
廉価版の「BIエントリーモデル」(ソフトウェア価格154万円〜)、機能拡張に対応した「スタンダードBIモデル」(同322万4000円〜)、データベースとの連携性能を高めた「オペレーショナルBIモデル」(同1365万5000円〜)の3モデルを用意する。
いずれもウェブサーバに「Apache」、データベースには「Oracle Database」と「MySQL」を採用する。クラスタソフトはNEC製「MIRACLE CLUSTERPRO」。アシストとミラクル・リナックスでは、LinuxサーバやBIシステムの環境構築に関し、WebFOCUSの販売会社アクセス、システム構築を手掛けるオープンソース・ジャパンと協業する。このほかアクセスはWebFOCUSのデータ検索用プラグインを提供する。