日本通信のクライアントセキュリティサービスがボーダフォンに対応

永井美智子(編集部)

2005-05-13 19:43

 日本通信は、5月12日より同社のクライアントセキュリティサービス「Secure PB」がボーダフォンの第3世代携帯電話(3G)ネットワークに対応すると発表した。

 Secure PBは安全性を保持しながら、社外の端末から企業のイントラネットに接続できるというもの。クライアントPC用ソフトとサーバ用ソフトの2つで構成される。クライアント用ソフトはファイアーウォールやウイルスチェック機能のほか、VPNクライアント機能などを備える。PCを起動すると自動的に専用クライアントが実行され、適切な接続方法を自動的に選択する。

 これまでSecure PBはPHSや公衆無線LAN、ADSL、光ファイバ接続に対応していた。今回新たに、ボーダフォンの3Gデータ通信カードを差し込んだPCからでもSecure PBが利用できるようになった。

 ブロードバンドの普及に伴い、社外からでもノートPCなどを利用して社内のイントラネットを利用するケースが増えている。しかし、企業のセキュリティポリシーを順守していないクライアントPCを介して不正侵入が行われる危険性がある。Secure PBは専用ソフトをPCにインストールすることで接続元PCにセキュリティポリシーを適用し、安全性の高い接続を可能にする。

 日本通信はPC用ソフトとサーバソフトを顧客の要望や現在利用している環境に合わせてカスタマイズするといい、具体的な価格は明らかにしていない。販売は代理店のNTTPCコミュニケーションズなどを通じて行う。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]