三菱電機は9月30日、128ビットブロック暗号Camelliaを採用した情報漏えい防止ソフトの新製品「三菱ファイル暗号ソフトウェア MistyGuard
Camelliaは、NTTと三菱電機が2000年に共同開発した暗号技術。2005年5月に国際標準規格であるISO/IEC18033として採択されている。新製品は、このCamelliaの採用やインストール機能の改善により、操作性を向上させた。
具体的には、「配布用自己解凍型暗号化機能」を実現する暗号技術としてCamelliaを使うことで、電子メールで機密情報をやり取りする際、受信側PCに復号用ソフトを導入する必要がなくなった。また、PCへの導入時に使用するドライブやフォルダ、機能を指定するポリシーを、複数PCへの導入作業の途中で変更可能とした。これにより、インストール作業の効率化が図れる。
対応OSは日本語版、Microsoft Windows 2000 Professional SP4以降、Windows XP Professional SP1以降となっている。
製品の製造、販売、保守は、三菱電機インフォメーションシステムズが担当する。10月26日から28日まで東京ビッグサイトで開催されるSecurity Solution 2005に、出展する予定だ。