Googleが中心となって開発した「Android」にセキュリティ上の脆弱性が見つかったと、The New York Timesが米国時間10月24日付けで報じている。この脆弱性を悪用すると、マルウェアを仕掛けたウェブサイトにユーザーを誘導し、ユーザーのキー操作をひそかに記録できるおそれがあるという。
記事によれば、米国家安全保障局でコンピュータセキュリティ担当者を務めた経験のある研究者、Charles Miller氏が、先週この脆弱性をGoogleに報告したという。同記事はまた、Googleのセキュリティ技術者、Rich Cannings氏の話として、Androidはコンパートメント化されているため、この脆弱性の影響は限定的になるとの見通しを伝えている。
「すべてのアプリケーションが信頼できるわけではないため、われわれは1つ1つのアプリケーションをサンドボックス化している」とCannings氏はThe New York Timesに対して説明している。
Googleの広報担当者が、ZDNet UKの取材に対して現地時間27日に語ったところでは、Googleは「Android用のブラウザソフトウェアのパッチを作成」しており、「まもなくこのアップデートをユーザーの『T-Mobile G1』に直接ダウンロードできるよう、T-Mobileと調整」しているという。HTC製のT-Mobile G1は、一般向けに発売された初のAndroid携帯だ。
Googleの広報担当者はまた、同社としてはこの問題がユーザーのG1体験に「悪影響」を及ぼすことはないと考えていると語った。G1は、英国では30日にT-Mobileから発売される予定だ。
報道によれば、Miller氏はこの問題の技術的な詳細をまだ明らかにしていないが、Miller氏の説明では、Androidで使われているブラウザに脆弱性があるため、悪意のあるウェブサイトを訪問すると、知らないうちにマルウェアを携帯電話にインストールされる危険性があるという。このマルウェアはユーザーのキー操作を記録できるため、個人情報やパスワードが盗まれてしまう。
Androidは、OSからアプリケーションに至るまで完全に携帯電話向けのスタックで、Googleが主宰する業界コンソーシアムOpen Handset Allianceによって開発されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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