Microsoftは米国時間2月3日、2月のセキュリティ情報の事前通知を公表し、2月8日にリリースされる予定の月例パッチで22件の脆弱性に対処すると発表した。公表された12件のセキュリティ情報のうち3件が「緊急」となっており、そのほかは「重要」と分類されている。
同社はMicrosoft Security Response Centerブログで、「Windows Graphics Rendering Engine」の脆弱性や、リモートからコードを実行されるおそれのある「Internet Explorer」(IE)のCSS処理に関する脆弱性に対処すると述べている。また、「Internet Information Services」(IIS)のFTPサービスに最近見つかった脆弱性にも対処するという。
今回のパッチには、先週セキュリティアドバイザリ(2501696)で報告された、IEに影響するスクリプトインジェクション攻撃に関する修正は含まれない。この攻撃は、特定の種類のウェブページやドキュメントオブジェクトのMHTMLをIEが処理する方法を標的にしたもので、攻撃者がユーザーの情報にアクセスできるおそれがある。Qualysの最高技術責任者(CTO)であるWolfgang Kandek氏によると、この攻撃を回避する最良の方法は、Microsoftが同セキュリティアドバイザリで説明している回避策だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。