EMC、ストレージソフト最新版でコンテンツ別の仮想プール作成が可能に

藤本京子(編集部)

2005-06-20 00:00

 米EMCは6月20日、アーカイブストレージ製品Centera向けソフトウェアの最新版「CentraStar Verson 3.0」において、新機能が追加されたと発表した。Centeraは、コンテンツレベルでデータを管理できる「CAS(Content Addressed Storage)」システムだ。新機能はこのCASシステムを強化するものとなる。

 追加された機能は、「バーチャルプール」と「リモートレプリケーション」の2つ。この2つの機能は、EMCのハイエンドストレージ製品Symmetrixではすでに実現している。このハイエンドな機能をミッドレンジ製品Centeraでも利用できるようになる。

 まずバーチャルプール機能とは、物理的には単一のクラスタの中に、メールやワード文書といったアプリケーションごとの仮想プールをいくつも作成できるというものだ。この機能を利用することで、「コンテンツごとのデータ管理がいっそう容易になる」と、EMCのCenteraマーケティング&アライアンス担当バイスプレジデント、ロイ・スタンフォード氏は述べている。

EMC Centeraマーケティング&アライアンス担当バイスプレジデント、ロイ・スタンフォード氏

 バーチャルプール機能は、日本で未発表の2つのソフトウェア「EMC Centera Seek」および「EMC Centera Chargeback Reporter」と共に利用することで、より高度なコンテンツ活用が可能となる。Centera Seekは、インデックスによる検索エンジンで、Centera全体はもちろん、各バーチャルプールごとにデジタルコンテンツを容易に検索できるソフトだ。また、Centera Chargeback Reporterは、Centeraにおいて、社内のどの部署がどれだけの容量を使用しているか把握できるソフトで、容量に応じた部署単位での経費負担が計算できる。この両ソフトウェアは、「日本でも早い時期に対応する予定だ」(EMCジャパン広報)という。

 リモートレプリケーション機能は、リモート環境においてリレー方式でレプリケーションを行う「チェーンタイプ」および、分散されたアーカイブを一元的にレプリケーションする「スタータイプ」に対応している。チェーンタイプでは、拠点を経由して3つのリモートレプリケーションサイトをCenteraで形成できる。またスタータイプでは、支店単位に配置されていたCenteraのデータをリモートで結び、レプリケーションを作成、統合できる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    レガシーデータ基盤からの脱却が AI 活用の鍵--先進企業に学ぶクラウド移行の成功事例

  2. ビジネスアプリケーション

    AI 人材育成を単なる研修で終わらせない--事業を動かす AI スキル構築の 5 つのステップ

  3. ビジネスアプリケーション

    汎用 AI をビジネス仕様に。業務データを活かす AI アプリ開発の新しい前提「データ基盤」

  4. 仮想化

    コンテナ化だけで十分なのか。商用パッケージ運用の負荷を左右するOpenShiftの価値

  5. 経営

    月15万円から始めるSOC。セキュリティ人材を雇えない企業の、取引を止めない経営判断

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]