ZDNet Japan Brand Site:
ZDNet Japan
builder

マサチューセッツ州、MSの「Office12」ファイルフォーマット標準化を歓迎

マサチューセッツ州知事事務局は、マイクロソフトによるOfficeドキュメントフォーマット標準化の取り組みが、同州の調達ガイドラインを満たす可能性が高いとする声明を発表した。

Martin LaMonica(CNET News.com)  2005年11月29日 14時55分

 マサチューセッツ州知事事務局は、MicrosoftによるOfficeドキュメントフォーマット標準化の取り組みが、同州の調達ガイドラインを満たす可能性が高いと述べた。

 マサチューセッツ州知事Mitt Romneyは米国時間23日、Microsoftの「Office Open XML」ドキュメントフォーマットが、同州の規定した「オープンフォーマット」基準を満たすだろうと「楽観視している」とする声明を発表した。

 マサチューセッツ州は9月、同州内のシステムを非プロプライエタリなフォーマットに移行させる一連の技術基準を公開して、注目を集めていた。

 この移行プロセスで、MicrosoftのOffice製品は「オープンフォーマット」ではなくプロプライエタリ製品だと定義されている。

 さらにマサチューセッツ州は、行政機関で利用するデスクトップ向け生産性アプリケーションを、Microsoftがサポートしていない「OpenDocument(ODF)」に限定していくことを決定した。同州は一方で、AdobeのPDFフォーマットは「オープン」であると考えている。

 米国時間21日、MicrosoftはOfficeドキュメントフォーマットを標準化する計画を発表し、これをOffice Open XMLと呼んで、OpenDocument標準とは別の道を行くことを明らかにした。

 Microsoftは、「Office 12」のXMLベースドキュメントフォーマットを標準化団体Ecma InternationalおよびISO(International Organization for Standardization)に提出する意向だ。委員会がこの標準化に関わるプロセスをOffice 12のリリースが予定されている1年後までに完了させることを、Microsoftは期待している。

 Microsoftの発表の2日後、Romney知事政権は同社の取り組みに対する声明を出した。

 「マサチューセッツ州は、Microsoftがオープンドキュメントフォーマットの開発へ歩を進めたことを、非常に歓迎している。Microsoftが計画に忠実に従えば、Office Open XMLは、マサチューセッツ州が新たに規定したオープンフォーマットの認定基準を満たすだろうと考えている」と、声明には記されている。

 声明は、同州政府および財務書記官Tom Trimarcoの名で発表された。州行政機関向けの標準を規定しているのは、同州の財務部門である。

 MicrosoftのOffice Open XMLフォーマットが受け入れられれば、同社はマサチューセッツ州のIT調達において競争力を得ることになり、競合社が投資しているOpenDocumentの拡大する勢いをそぐことも可能になる。

 OpenDocumentは比較的新しい標準仕様で、これを採用している自治体や企業はまだ少ない。

 Microsoftと一部の産業ロビー団体は、マサチューセッツ州がOpenDocumentを一意的に採用すると決定したことを、同州の選択肢が狭まるとして非難してきた。この決定の是非については、州内でも議論が分かれていた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

関連情報

http://japan.zdnet.com/news/software/story/0,2000056195,20091781,00.htm
マサチューセッツ州、MSの「Office12」ファイルフォーマット標準化を歓迎

ZDNet Japan Essential Topic

ZDNet Japan イベント

ZDNet Japan ニューズレター

企業情報システムの選択、導入、運用管理に役立つ情報を毎朝メール配信します。

ニューズレターの登録・登録情報変更 »