トレード・サイエンスは5月22日、株式のアルゴリズム(頭脳)トレードを行う運用ロボット「カブロボ」による株式の自動運用コンテスト「スーパー・カブロボ・コンテスト」を開催することを発表した。
このコンテストは、「カブロボ・コンテスト」として2004年12月から2006年3月まで2回開催されており、合計で約4800台のカブロボが参戦していた。成績上位のカブロボの中には、年率で500%を上回るパフォーマンスを残しているものもある。
カブロボは、PC上で動作するソフトウェアで構成するアルゴリズムトレードのロボット(ソフトウエアエージェント)。コンテスト期間中、カブロボに対して作者は指示を出さず、カブロボは作者の設計したアルゴリズムに基づいて、完全に自動で売買を行う。
今回の新コンテストでは、カブロボの稼動環境をよりリアルに近いものし、名称を「スーパー・カブロボ・コンテスト」に改称。2006年7月から11月までウェブ上でコンテストを開催する。
参加費は無料で、だれでも参加できる。トレード・サイエンスはこのコンテストを通じて、10体の優秀カブロボを選出し、それらの優秀カブロボが、コンテスト終了後約半年間にわたり、実際に総額5億円の運用を行う予定だ。
なお、実運用フェーズでは、運用成績に応じて別途TS社が定める報酬をカブロボ作者に支払うことが予定されている。