ネオジャパンは7月4日、ウェブベースのグループウェアの最新版となる「desknet's バージョン5.0」試用版を提供開始すると発表した。8月2日から出荷を始める。
最新版では、米MBテクノロジーズのAjaxフレームワーク「Bindows」を採用して開発した「desknet's with Ajax」を提供する。desknet's with Ajaxをアドオンとして利用することで、Ajax版のスケジューラーとウェブメールの利用も可能となる。他の機能についても順次Ajax版を提供していく予定だ。
Ajaxを利用したことで、ブラウザ上でのドラッグ&ドロップによる操作や右クリックでのメニュー呼び出しが可能になっており、またウィンドウサイズの変更などもマウスだけで操作することができるようになっている。さらに、Ajaxの非同期通信により画面遷移の回数が少なくなったことから、データ通信量やサーバへの負荷も大きく減少しているという。ブラウザ以外のソフトを必要としないため、ネオジャパンでは「TCOの削減にもなる」としている。
Ajax版では、1つのブラウザウィンドウ上で複数の機能(現在はスケジューラーとウェブメールのみ)を同時に利用できることから、スケジュールを確認しながらメールを作成するといった作業がストレスを感じることなく行えるようになった。大量のメールを受信する際には動作が重くなっていたウェブメールも3ペインビューとなり、動作速度が向上しているという。
desknet'sの本体価格は5ユーザーで税別3万9800円から、無制限では税別99万8000円となっている。またdesknet's with Ajaxの年間ライセンスは5ユーザーで税別1万8000円から。なお、ネオジャパンでは8月2日から2カ月間、desknet's with Ajaxの年間ライセンスを割安で購入できるキャンペーン「Move to Ajax Special Campaingn」を実施する予定だ。