Opera Softwareは11月7日、携帯端末向けウェブブラウザ「Opera Mini」の新バージョン「Opera Mini 4」をリリースした。
Opera Miniは、携帯電話のような画面サイズやメモリ容量が制限された環境向けに開発されているウェブブラウザ。制限された環境でも快適なウェブブラウジングを楽しめるように、さまざまな工夫がなされている。
今回リリースされた新バージョンには、プログラム全体を100kバイト未満のサイズに抑えながらも、多数の新機能が追加されている。
まず、Opera Linkがサポートされた。これは、複数のOperaブラウザ間でブックマークやSpeed Dialを共有する機能。最新のデスクトップ向けOperaブラウザ「Opera 9.5 beta」でもサポートされている。
また、ページを表示したときに、最初に全体をサムネイル表示する「オーバービューモード」を搭載。この機能によって、ページ全体のレイアウトを把握した後で、興味のある部分だけをズームインして表示するといった使い方が可能になる。
さらに、画面サイズに合わせて自動的にテキストのサイズを変更する機能も用意された。この機能を用いれば常にページの幅と画面の幅が一致するため、ページの横スクロールを行う必要がなくなるという。
そのほかにも、携帯電話での操作性を向上させるショートカットなど、多数の機能が追加されている。また、コアとなる描画エンジンには、Opera 9.5でも採用されている最新版が使用されている。