日本インフォア・グローバル・ソリューションズは29日、企業の業績管理を行う「Infor PM 10」を同日より出荷すると発表した。主に財務面から事業計画や予算策定、実績比較、業績評価などを行う。財務だけでなく、ERPやSCMなどのビジネスアプリケーションから情報を集めながら、実行系の多次元分析までをカバーすることが特徴だ。
PM 10は、Inforが買収したextensity MPCおよびSystem Union MISという二つのアプリケーションが元になっている。導入はコンポーネントごとに行うことができ、ユーザーの事業にあわせた柔軟性のある展開が可能。
実行系の情報までを持つことから、一般的な財務アプリケーションに比べてこまかい粒度の情報までを見ることができる。たとえば製造業なら商品ごとの売り上げ・コストデータはもちろん、部品単位といった細かい情報までを扱うことができる。もちろん、エグゼクティブ向けに全社単位の情報をダッシュボードとして提供することも可能だ。
特に予算の管理において、グローバル展開をしていて複数通貨をサポートする必要のある企業、エクセルのやりとりでのバージョン管理などに限界がありフローの一元化の必要のある企業などに有効。