9月30日、「UTF-8 TeraTerm Pro with TTSSH2 4.54」がリリースされた。
UTF-8 TeraTerm Pro with TTSSH2は、オリジナルのTeraTerm 2.3の原作者公認の後継版。オープンソースで開発されており、SSH2 プロトコルとUTF-8表示に対応している。
今回のリリースでの変更点は下記のとおり。
- バッファの画面表示部分の選択をできるようにした。
- COMポートのDevice descriptionを接続ダイアログに表示するようにした。
- telnetキープアライブ機能を追加した。
- 接続断のアクセラレータキーとして Alt+I を追加した。
- マクロの演算子にシフト演算子「>>」「<<」「>>>」を追加した。
- マクロの演算子の優先度を変更した。
- マクロコマンド「rotateleft」「rotateright」を新規追加した。
- マクロコマンド「setenv」を新規追加した。
- マクロコマンド「filenamebox」を新規追加した。
- シリアル接続のCOM最大ポートを200まで拡張した。
- ログ採取のファイル選択ダイアログにおいて、初期フォルダを決め打ちしないようにした。
- New connectionダイアログのHostドロップダウンで、Ctrl+p、Ctrl+n、Ctrl+b、Ctrl+f、Ctrl+a、Ctrl+eショートカットキーをサポートした。それぞれ↑、↓、←、→、Home、End キーに対応する。
- 設定ファイルの保存時にVTPosとTEKPosを保存しないようにした。
- ブロードキャストコマンドの履歴の保存先をbroadcast.logに変更した。
- ブロードキャストコマンドの履歴の保存数を設定できるようにした。teraterm.iniにMaxBroadcatHistoryエントリを追加した。
- マクロコマンド「messagebox」「yesnobox」「inputbox」「passwordbox」「statusbox」に、'n'と、't'を特殊文字として解釈するかどうかを制御する引数を追加した。
- 初回のウインドウのサイズ変更ができないことがある問題を修正した。
- 編集メニューの「全て選択」で、最終行の改行が選択されない問題を修正した。
- Windows Vistaでマウスホイールが効かない問題を修正した。
- repeatを使わないターゲットに対して、Kermit処理が失敗するバグを修正した。
- 内部で使用している文字列系関数のセキュアバージョンへの全置換を実施。
- SSH2対応TTSSH(2.42)へ差し替えた
- TeraTerm Menu(1.06)へ差し替えた
- TTProxy(1.0.0.14)へ差し替えた