9月25日、トレンドマイクロの研究機関TrendLabsはブログで、米Yahoo!のインスタントメッセンジャー(IM)「Yahoo!Messenger」を標的とする実証コード(PoC)が出現したと報告した。影響を受けるのは、Yahoo! Messenger (8.1.0.421)と、それ以前のバージョン。
エントリによると、このPoCは、Yahoo!Messengerの「FT60.DLL (version 1.0.0.4)」コンポーネントが、インターネット上のファイルをダウンロードしてしまうことを実証するコードで、この機能がマルウェアによって使用されてしまう可能性があるとしている。
TrendLabsの検証によると、悪意あるウェブサイトにおいて、ActiveXの警告が出現し、実行を許可するとActiveXコンポーネントが任意のプログラムをダウンロードされるという。
回避策は、修正されたバージョンが利用可能になるまで、信頼できないサイトでActiveXの警告が出た場合、ActiveXコントロールの実行を許可しないこと。