Yahoo!Messengerの脆弱性を実証するコードが出現

荒浪一城

2007-09-26 20:48

 9月25日、トレンドマイクロの研究機関TrendLabsはブログで、米Yahoo!のインスタントメッセンジャー(IM)「Yahoo!Messenger」を標的とする実証コード(PoC)が出現したと報告した。影響を受けるのは、Yahoo! Messenger (8.1.0.421)と、それ以前のバージョン。

 エントリによると、このPoCは、Yahoo!Messengerの「FT60.DLL (version 1.0.0.4)」コンポーネントが、インターネット上のファイルをダウンロードしてしまうことを実証するコードで、この機能がマルウェアによって使用されてしまう可能性があるとしている。

 TrendLabsの検証によると、悪意あるウェブサイトにおいて、ActiveXの警告が出現し、実行を許可するとActiveXコンポーネントが任意のプログラムをダウンロードされるという。

 回避策は、修正されたバージョンが利用可能になるまで、信頼できないサイトでActiveXの警告が出た場合、ActiveXコントロールの実行を許可しないこと。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2025年はクラウドを標的にする攻撃が増加!?調査レポートに見る、今後警戒すべき攻撃トレンド

  2. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  3. セキュリティ

    初心者にも優しく解説!ゼロトラストネットワークアクセスのメリットと効果的な導入法

  4. 経営

    プロが教える“使える業務マニュアル”--作成・運用を実現する3つのポイント

  5. クラウド基盤

    信頼性と生産性を両立するアプリ環境の構築とは--先進的なIT戦略に取り組むためのガイドブック

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]