バージョン1.1.2以前のiPhoneおよびiPod touchに複数の深刻な脆弱性が存在する。Secuniaが16日に報告したもの。セキュリティバイパスおよびクロスサイトスクリプティング(XSS)、システムアクセスの脆弱性で、影響度は、5段階中上から2番目の「Highly critical」に位置づけられている。
Safariには、URLの処理における不特定のエラーが存在し、ユーザーが細工されたURLにアクセスした際に、メモリーエラーを引き起こすことができる。攻撃が成功すると、任意のコードが実行可能となる。
また、フレームにおけるエラーを利用してクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を行うことができるという脆弱性も存在する。
緊急通話の処理におけるエラーは、Passcode Lockの機能を迂回させ、iPhoneへの物理的にアクセス可能なユーザーがPasscodeなしで、任意のアプリケーションを実行することを許してしまう。
これらの脆弱性を解決するには、バージョン1.1.3にアップデートすること。